おかわり

毎日繰り返しができない人。たべたりのんだりねむったり。まるでだめなおたく

彼の虫はにおいがなければよかった

紅葉が色づく季節がきた。

外で暖かな日差しを浴びて心地よい温度となった洗濯物は、カメムシの絶好のお昼寝場所である。秋のはじめ、いつもの調子で外に干したらカメムシが7匹ほどくっついており、外でバサバサと洗濯物をはたいて取り込んだにもかかわらず、なおカメムシが2匹ほど中に侵入してきた。それ以来、我が家の洗濯物は部屋干しされるようになった。

網戸の隙間からカメムシが侵入してこないか恐々としながら扇風機をまわす。部屋干しではあるが、空気が乾燥しているため扇風機だけでちゃんと乾くのが秋のすごいところである。空気の乾燥侮ることなかれ。実家を出る前はずっと室内乾燥で乾かしていたため、この事実は私を大いに驚かせた。

窓を開けるとねこは網戸のそばに行き、虫がいないか外を見やる。私はそんなねこをこたつから愛でる。秋はよいものだ。

ただ一つ難を言うならば、布団が干せないことである。布団を干したら最後、カメムシのにおいとしばらく戦うことになるであろう。それだけが悩みである。

 

どうでもいいが一週間前までキャベツと白菜がとても安かったのに、今はそれほどでもない。初夏のトマトもそうであった。野菜の価格は難しい。